■ 開発コンセプト
(1) 全電動式による省エネ性。(電気、水等のランニングコストの削減)
(2) 無駄の無い少数個取り成形のできる電動式射出成形機の実現。
(金型イニシャルコストの低減、歩留まり向上)
(3) 全電動式による安定成形。(外乱の影響を受けない、繰り返し性の実現)
(4) 扱いやすさに重点を置き、生産現場での複雑な操作機能を極力簡素化する。
■ 構造の特徴
(1) 型締め機構 型締め機構は、可動プラテンを2重構造することにより可動プラテンの中心付近を均一に 加圧できる構造としています。 尚、型締め駆動のサーボモーターは機構下部へ設置してお り、機械の省スペース化を図って います。
(2) インライン式スクリュー機構 スクリューは油圧機で実績のあるインライン構造のφ18スク リューを搭載しています。 尚、射出駆動のサーボモーターは型締め機構と同様に下部へ設置し、 機械の省スペース化 を図っています。
(3) 全軸サーボモーター駆動 型締め軸、射出軸、スクリュー回転軸、金型回転の全駆動部にサーボモーターを採用し、 電動成形機の長所である繰り返しの安定性と省エネ性を実現しています。 また、同時動作を選択可能でサイクルタイムの短縮を図れます。